Fruit Farmers

さくらんば販売ページ

山形の農家さんが朝採りしたさくらんぼを、目利きのプロが厳選した上で、全国の皆さまへ産地直送でお届けしています。

さくらんぼの栽培には、大きく2つの方法があります。
「温室栽培(ハウス栽培)」と「露地栽培」です。温室栽培と露地栽培について簡単にご説明いたします。

温室やビニールハウスなどの施設の中で、人工的な工夫を巡らせながらさくらんぼを育てる栽培方法です。
さくらんぼは、冬に雪が降って気温が低くなると栄養を蓄えるために休眠期に入り、春になると目を覚まします。この習性に合わせて、さくらんぼにとって理想的な自然条件を温室(ハウス)の中で人工的につくり出し、生育・収穫・出荷を早めていく促成栽培の方法です。

 
温度や水分などの諸条件を最適にコントロールして栽培するため、最高級品質が期待できるだけでなく、露地栽培のものより早い時期の出荷が可能になります。
一般的には、4月中旬から6月中旬に出回ります。

 
しかし、人工的な工夫を巡らせるということは、それだけ熟練技術が必要になるということです。
非常に高度な栽培技量、知見と経験、根気と忍耐力が求められます。さくらんぼの栽培は、ただでさえ至難と言われるもの。
露地栽培以上の手間ひまが絶対条件になる温室栽培のさくらんぼは、まさしく農家さんの技と愛情が詰まった一級品であり、こだわりの作品でもあるのです。

  • 温室やビニールハウスの中で、理想的な自然条件を創出する
  • 生育、収穫、出荷を早めることができる
  • 一般的には4月中旬から6月中旬に出回る
  • 農家さんの技と根気と愛情の賜物
露地栽培とは、

温室やビニールハウスなどの施設を使わずに、いわば天然自然のもとでさくらんぼを育てる栽培方法。ずっと昔から親しまれてきた栽培のやり方です。
その魅力はやはり、さくらんぼが太陽の光を直接たっぷり浴びて育つことでしょう。露地栽培のさくらんぼには、温室栽培のさくらんぼよりも粒が大きくなるという特徴があります。
そして「さくらんぼは大粒なほど美味しい」とは、よく言われる話です。

 
露地栽培には、テントなども使わずまったくの野外で育てるやり方と、雨の日が増えてくる5月末あたりから雨除けテントをかけるやり方があります。
しかしテントなしの栽培方法には、やはり天気に左右されてしまうリスクがつきものです。たとえば非情の雨が降り、さくらんぼに当たると、実が割れてしまいかねません。
そのため近年では、雨除けテントをかける栽培方法が多いです。天候によって品質や収穫できる量が大きく変動してしまっては、やはり大変ですよね。

 
露地栽培のさくらんぼの最盛期は、6月中旬あたりから。
梅雨の時期とぶつかってしまうのが農家さんたちの毎年の悩みではありますが、雨除けテントが強い味方になっています。
全体的には雨による実割れを抑えることができていて、甘味に優れ、酸味とも絶妙に溶け合った、一級品の「赤いルビー」が毎年元気に育っています。

  • 昔ながらのやり方で、野外で栽培する
  • さくらんぼが太陽の光をたっぷりと浴びて育つ
  • 6月中旬からが最盛期
  • 大粒で美味しいさくらんぼになる

\ 5月のさくらんぼといえば /

待ち望んださくらんぼシーズンは、このさくらんぼから始まります。さくらんぼの最高峰品種である「佐藤錦」を、巧みな温室栽培(ハウス栽培)で6月の旬よりも早く収穫。まさしく母の日ギフトにぴったりな逸品です。熟練の技と根気が要るため、生産できる農家さんは多くありません。母の日以外の高級贈答品にもお勧めです。


\ 6月のさくらんぼといえば /

露地栽培で育つ最高峰品種の「佐藤錦」は、太陽の光を思う存分に浴びて育つ極上のさくらんぼ。
6月中旬から最盛期がやってきます。糖度が高く、酸味とのバランスが絶妙で、果汁がたっぷり。
果皮も輝くような紅色に色づき、「赤いルビー」とも形容されます。さすが、一番人気であり続けているさくらんぼです。


\ 7月の完熟 /

さくらんぼシーズンの終盤を盛り上げるかのように、颯爽と登場してくるのが晩生種の「紅秀峰」。
「私はこれが一番好き」というファンがたくさんいます。粒が大きく、歯応えがあり、抜群の糖度と濃厚な食味が楽しめます。7月が旬で、保存性が高いという特徴もあるので、夏のお中元にも最適です。


\ 個性的なそのほかのさくらんぼ /

Fruit Farmersの『さくらんぼ通販』には、個性ゆたかなさくらんぼたちが、まだまだいます。
6月上旬から収穫され、父の日にもお勧めな「紅さやか」。6月下旬から収穫され、佐藤錦の親にもあたる品種の「ナポレオン」。7月に収穫される品種では、お中元にも合う「大将錦」「紅てまり」、
そして年々生産量が減っている希少品種の「南陽」も。すべて産地直送でお取り寄せできます。


せっかく上質なさくらんぼをお取り寄せするのなら、美味しい食し方も心得ておきたいものですね。まず知っていていただきたいのは、美味しく食べられるのは収穫後の2〜3日間だということ。さくらんぼは収穫後の長期保存ができず、気温の変化や乾燥には特に弱い、繊細なフルーツなのです。そんなさくらんぼを、最大限に美味しく愉しむために。「基本の心得3か条」をお伝えします。

お取り寄せしてお手元に届いたら、可能なかぎり早く、新鮮なうちに召し上がること。これが第1の鉄則です。ほんとうは「その日のうちに」が理想なのですが、なかなかそうもいきませんよね。
そこで、保存の仕方も後述していますので、ご確認ください。

さくらんぼは、長く低温下においておくと美味しさが損なわれます。
ですからほんとうは、食べる直前に冷やすのが一番なのです。お取り寄せのさくらんぼが到着したら、ぜひすぐに食べられる分を取り分けてザルに入れ、冷水にさっと通してみてください。きっと美味しく召し上がれます。もう少し冷たいほうがいいという方は、冷蔵庫に10〜20分ほど入れから食べてみましょう。冷やし過ぎは要注意です。

さくらんぼを長く水につけると、せっかくの甘味が失われます。
中でも佐藤錦は皮が薄くて傷つきやすいので、洗い過ぎてはいけません。洗うときは簡単な水洗いで充分。
農薬の心配がない国産さくらんぼなら、食べたい分のさくらんぼをザルに入れ、ボウルに水をはって、ボウルの中でザルごと揺らし洗いするだけで大丈夫です。

繊細なさくらんぼは、冷蔵保存も可能ですが、やはり常温保存が正攻法です。
届いた当日から翌日までのうちに食べ切れる場合は、箱のふたを取り、新聞紙などをかけて、風通しがよく涼しい場所に置きましょう。
冷房のきいた部屋でもよいです。
そして前述のように、食べる直前に冷水をさっと通すと美味しく食べられます。ただし、さくらんぼは温度変化にも弱いので、クール便で届いた場合などは、温度を一定に保つために冷蔵保存も活用しましょう。

さくらんぼを冷蔵庫に入れて保存するときは、新聞紙などの吸湿性のある紙で包んであげてください。
そうすることで、水分が蒸発してさくらんぼが乾燥してしまうことの対策になります。けれども、くれぐれも長期間入れっぱなしにするのは控えることです。
甘味も旨みも薄れてしまうので、数日中には食べ切るように努めましょう。

長時間の低温が苦手なさくらんぼを冷蔵庫で保存するには、野菜室がお勧めです。しかし、ほんとうはそれでも最適な環境ではないということは知っておきましょう。さくらんぼの保存に適した温度は10℃くらい。冷蔵室は通常3~5℃くらいで、野菜室でも5~8℃くらいでしょうから、さくらんぼにとっては寒い環境なのです。

なかなか食べ切れずに、長く保存をしたいときは、あえて冷凍保存に出る手もあります。いったん冷凍すると解凍しても元の状態には戻りませんが、シャーベット感覚で愉しむことができます。
半解凍すれば、アイスクリームやゼリーなどのトッピングにも使えますよね。冷凍保存の方法は、軽く水で洗い、キッチンペーパーで水気を切り、軸をとって、密封容器に入れて冷凍庫に入れるだけ。
冷凍なら1~2ヵ月は保存可能です。